画像を扱っていると、「解像度」「ピクセル」「画像サイズ」「アスペクト比」「ファイル容量」といった言葉が出てきます。
どれも画像に関係する言葉ですが、意味は同じではありません。
たとえば1920×1080pxの画像を見て「解像度が1920×1080」と表現することもありますが、画像編集では「横幅と高さのピクセル数」と「1インチあたりのピクセル数」を分けて考えることがあります。
画像をWebサイトやSNSで使う場合、印刷する場合、ファイル容量を小さくしたい場合でも、確認する項目は変わります。
ピクセルとは?
ピクセル(px)は、デジタル画像を構成する小さな点のような単位です。
たとえば、
1920 × 1080 px
という画像なら、横方向に1920ピクセル、高さ方向に1080ピクセルあります。
この横幅と高さを、画像のピクセル寸法や画像サイズと呼ぶことがあります。
同じ写真でも、
1920 × 1080 px
から
1280 × 720 px
へリサイズすれば、横幅と高さのピクセル数は少なくなります。
画像の横幅・高さそのものを変更したい場合は、「画像リサイズ|JPG・PNG・WebPのサイズを無料で変更」を利用できます。
画像の解像度とは?
「解像度」という言葉は、使われる場面によって少し意味が変わります。
1920×1080のような画像のピクセル寸法を指して「解像度」と呼ぶこともあります。
一方、画像編集や印刷では、PPI(pixels per inch)という単位を使い、1インチの中に何ピクセル配置するかを表すことがあります。
たとえば300ppiなら、1インチの範囲に300ピクセルを配置する設定です。
Adobeも、画像の幅・高さをピクセル数で表す「画像寸法」と、印刷時に1インチあたり何ピクセル配置するかを示す「画像解像度」を分けて説明しています。
Webで使う画像は「何ppi」よりピクセル数を確認する
Webページやブラウザ上で画像を扱うときは、まず横幅×高さが何ピクセルなのかを確認するのが分かりやすいです。
たとえば同じ写真でも、
600 × 400 px
と
1800 × 1200 px
では、後者の方が縦横それぞれ3倍のピクセル数を持っています。
一方、画像に設定されているPPIの数値だけを変更しても、ピクセル数そのものを変更しなければ、Web上で使う画像データが自動的に高精細になるわけではありません。
Adobeの解説でも、画面上の画像サイズはピクセル寸法と表示環境の影響を受け、PPIは印刷時の物理サイズとの関係で扱われています。
PPIとDPIは同じ?
似た言葉にDPIがあります。
PPIは「pixels per inch」で、画像の1インチあたりのピクセル数です。
DPIは「dots per inch」で、プリンターなどが1インチあたりに出力するドット数を表します。
日常的には混同して使われることもありますが、厳密には画像のピクセル密度とプリンターの出力性能を表す別のものです。Adobeも画像解像度をPPI、プリンター解像度をDPIとして区別しています。
画像サイズとアスペクト比はどう違う?
画像サイズは、
1920 × 1080 px
のような実際の横幅と高さです。
アスペクト比は、
16:9
のような横と縦の比率です。
そのため、
1920 × 1080 px1280 × 720 px800 × 450 px
は画像サイズがそれぞれ違いますが、アスペクト比はすべて16:9です。
画像サイズからアスペクト比を調べたり、16:9などの比率を保ったまま別のサイズを計算したりしたい場合は、「アスペクト比計算|画像の縦横比・サイズをかんたん計算」を利用できます。
ピクセル数が多いほどファイル容量も大きくなる?
一般的には、保持する画像データが増えるため、ピクセル寸法が大きい画像ほどファイル容量も大きくなりやすくなります。
ただし、容量はピクセル数だけでは決まりません。
JPEG・PNG・WebPなどの画像形式や圧縮方法、画質設定、画像の内容などによっても変わります。
Adobeもファイルサイズに影響する要因として、ピクセル寸法だけでなくファイル形式や圧縮などを挙げています。
画像の横幅・高さは変えず、容量だけ小さくしたい場合は、「画像圧縮|JPG・PNG・WebPの容量を無料で小さく」を利用できます。
画像を小さくするなら何を変更する?
「画像を小さくしたい」と言っても、目的によって作業は違います。
見た目の横幅・高さを小さくしたい場合は、ピクセル寸法を変更します。
ファイル容量を減らしたい場合は、圧縮や画像形式の変更を検討します。
16:9や1:1など形の比率を変えたい場合は、トリミングなどでアスペクト比を変更します。
同じ「画像を小さくする」でも、どの数値を変更したいのかを先に確認すると、必要な処理を選びやすくなります。
画像を拡大すると画質は良くなる?
元画像より横幅・高さのピクセル数を増やすことはできます。
ただし、単純に画像を拡大しても、元画像に存在しなかった細かな情報がそのまま増えるわけではありません。
そのため、小さな画像を大きくすると、ぼやけたりピクセルが目立ったりすることがあります。Adobeも、画像を大きく表示しすぎるとピクセルが目立つ「ピクセル化」が起こる場合があると説明しています。
必要以上に大きくしてから縮小するのではなく、使用目的に合ったピクセル寸法を選ぶのが基本です。
よくある質問
1920×1080は解像度ですか?
一般には「1920×1080の解像度」と表現されることもあります。
画像編集では、1920×1080pxは画像のピクセル寸法として扱い、PPIで表す画像解像度とは分けて考える場合があります。
72dpiと300dpiではWeb画像の大きさは変わりますか?
同じピクセル寸法の画像であれば、PPIやDPIの数値だけを変更しても、画像の横幅・高さのピクセル数そのものは変わりません。
印刷では、同じピクセル数をどの物理サイズに配置するかによってPPIが重要になります。
1920×1080と1280×720は同じ画像サイズですか?
画像サイズは異なります。
ただし、どちらもアスペクト比は16:9です。
画像容量を小さくしたい場合は解像度を下げればいいですか?
横幅・高さのピクセル数を減らせば容量が小さくなる場合があります。
ただし、容量は画像形式や圧縮率にも左右されるため、ピクセル寸法を変えずに圧縮する方法もあります。
目的に合わせて確認する数字を分ける
画像を扱うときは、「解像度が高い・低い」だけで考えるより、
横幅・高さは何pxか
アスペクト比は何対何か
ファイル容量は何MBか
印刷するならPPIはいくつか
を分けて考えると整理しやすくなります。
デジタル作業室では、画像サイズの変更、容量の圧縮、アスペクト比の計算など、それぞれの作業に使える無料ツールを公開しています。
